12/28(水)大根

2022年12月28日 22時00分

 DAIKON 

大根は、頭の方があまく、先端に行くほどからくなります。これはなぜでしょうか。

それは、自分の身を守るためです。大根は土に埋もれていますが、頭の方は地上に出て冷たい空気にさらされています。冷たい頭の部分に糖分を蓄えることで、寒さから身を守ります。

大根は水分を多く含んでいます。水は0℃で凍り始めますが、細胞内の水分に糖分があると、0℃でも凍りにくくなるのです。(凝固点降下) 先端部分は土に守られているため、地上ほど冷えることがありません。それゆえ頭の方があまいのです。

さらに、土の中は比較的あたたかいため虫が棲んでいます。虫はあまい部分に寄ってきて食べてしまいます。これを避けるために先端はからくなるのです。

 

 頭は寒さから守るためにあまくなる

 先端は害虫から守るためからくなる

 

みなさんはこの冬に、寒さに耐えながら何を蓄えますか。あなたの大切なものは何ですか。案外、当たり前と思いこんでいるものかもしれません。

全員が元気に1月10日に登校してくるよう願っています。