7/5(水)日長の解答
2023年7月5日 21時37分春分・秋分の日長はなぜちょうど12時間ではないのでしょうか。(図・計算の訂正を行いました)
予備知識
①太陽が南中してから、太陽中心が地平線上に到達するまでにちょうど6時間経過すると考えましょう。
②日没は太陽の上辺が地平線に接した瞬間です。(光が消えた時 = 太陽中心は半径分だけ地平線下にありますね)
③地平線付近では、地球大気の屈折の影響により、太陽直径分(=30'=0.5°)浮き上がって見えます。
④太陽は直径分(=30'=0.5°)動くのに2分かかります。半径分動くのに1分です。(下の図の r = 1 とします)
⑤新居浜の北緯を34°Nとしています。ある地点の「天の北極」の仰角はその地点の緯度に等しいです。
解説(概算およびかなりの適当近似)
①南中から6時間後の太陽はW'の位置にあります。実際は大気の浮き上がりによりPの位置に見えます。
②日没はQの瞬間になりますね。(実際の太陽の位置はR)
③つまり6時間より線分PQを進む時間だけ長くなります。
④下の図の直角三角形とコサイン(cos)の定義、三角関数表から計算します。
結果
①伸びる時間の長さ L = 3.62 です。
②日出から南中までも同様なので、昼間の長さは12時間に加えて3.62の2倍、7.24分加算されます。
③7.24分 = 7分14秒長くなるということがわかります。
実際は8分~9分程度長くなるようです。だいたい合ってるかな?
(以上、気象学[地学]と数学Ⅰの範囲かな。間違いはご指摘ください)
上図・計算を訂正いたしました
上図右下の3.62分=3分44秒は間違いですね。3分37秒でした。(0.1分=6秒です)失礼しました。
さらに3行目、r=1 は角度0.25°=15'です。(太陽は1分で0.25度=太陽半径分動きます。一日は1440分であり、360°動くので、1分あたりは360/1440=0.25ですね。)
計算が心配になってきました。間違いを見つけるのはあなたかも! みなさんよろしくです。